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教育かわらばんNo.1

知って得する入試情報216

先輩たちの“GP2024”完結!
      さぁ、次は君の番だ!


24年春の県立高校入試の志願者数は総定員を1146人下回り、10年連続の定員割れとなりました。全県の最終倍率は0.87倍と、県教委が想定していた0.88倍を若干下回りました。松山地区は昨年より下がり、1.09倍と低調な動き。松山地区とそれ以外の地域との倍率格差は相変わらず「大」です。当日欠席は19人で、昨年より減少しました。
全日制では全103学科中77学科[74.8%]が定員割れに。中予地区でも29学科中11学科[37.9%]が定員割れとなりました。
志願者数は変更前より19人減[昨年14人減]、志願変更者数は184人[昨年171人]でした。
各教科の「出題のねらい」は全国紙に掲載されました。地元紙はオンライン版で見ることができます。
志願者数の減少&倍率の低下は今後も続くものと思われます。
「合格」のハードルは年々低くなってきました。が、第一希望高校の受験・進学はやっぱり大変です。
新受験生の皆さん、先んずれば入試を制す。…25春の入試に向け、最高のスタートを!

 

2024県立高校入試総括【1】

全県倍率0.87倍、5年連続で0.9倍未満に。
旧松山地区は過去最低に迫る低倍率!


【進学希望率及び最終倍率推移】
… 旧松山地区は、周辺部は!!

  最終志願者数 全県倍率 旧松山地区倍率
2020春 8,030人 0.87倍 1.08倍
2021春 7,554人 0.83倍 1.08倍
2022春 7,980人 0.88倍 1.18倍
2023春 7,941人 0.89倍 1.14倍
2024春 7,619人 0.87倍 1.09倍

旧松山市内6校[普通科4校+商業・工業]の平均倍率は、昨年の高倍率(1.14倍)から急下降し、過去最低倍率の1.08倍に迫る1.09倍でした。最終倍率を学科別でみると、1.5倍を超える高倍率の学科はありませんでした。1.3倍を超える学科は2学科[松山工機械1.40倍、松山工情報電子1.30倍]でした。今年も、一部の高校・学科を除き地域・学科を問わず、倍率は低めでした。

普通科では松山北が1.16倍で最も高く、松山南が1.13倍で続きます。松山南は調整前(1.19倍)から下がり1.13倍に、松山東も調整前(1.08倍)から1.06倍に下がりました。昨年1.12倍だった松山中央は1.04倍でした。周辺部では東温の普通科が0.57倍9年連続定員割れに。伊予は昨年と同じ0.98倍7年連続の定員割れとなりました。北条[総合学科]は、0.59倍15年連続の定員割れでした。
中予地区の倍率動向一部を除き、今後も低倍率化が進みそうです。

 

‘24春 県立高校入試総括

各教科の担当が解説!

①倍率・傾向など ②英語
③数学 ④国語
⑤理科 ⑥社会

 

高校生 NEWS130

◆新高1生へのメッセージ 【1】

 

高校での新生活が、いよいよスタートします。受験勉強を終えたばかりではありますが、次の目標となる“大学進学”に向けて、少しでも早く行動に移しましょう。

 

★ポイント①
高校での“授業スピード”にしっかりついていく

高校での“授業スピードの速さ”や“宿題量の多さ”は、中学の時とは比べ物になりません。入学当初から特定科目(特に数学が多い)に苦手意識を持ってしまわないよう注意しましょう。

★ポイント②
比較的成績を上げやすい高1で頑張っておく

地元愛媛大学では、県内合格者の約4割が総合型選抜と学校推薦型選抜を利用しています。ここ数年急増している、これらの入試形態を最大限活用するためにも、高1のうちから成績UPに力を注ぎましょう。
また、新高3生が受験する令和7年度入試より「共通テスト」が新課程対応に変わることも知っておきましょう。

令和7年度以降 大学入学共通テスト 
出題教科・科目の出題方法等

教科 科目 試験時間
(配点)
国語 「国語」 90分(200点)
地理
歴史
公民
「地理総合,地理探求」「歴史総合,日本史探求」
「歴史総合,世界史探求」
1科目選択60分
(100点)
2科目選択130分
(200点)
(うち解答時間120分)
「地理総合 / 歴史総合 / 公共」
※3つを出題範囲とし、そのうち2つを選択解答
「公共,倫理」「公共,政治・経済」
数学 「数学Ⅰ,数学A」「数学Ⅰ」 70分(100点)
「数学Ⅱ,数学B,数学C」
※数学B・Cは、4項目出題のうち3項目を選択解答
70分(100点)
理科 「物理基礎 / 化学基礎 / 生物基礎 / 地学基礎」
※4つを出題範囲とし、そのうち2つを選択解答
「物理」「化学」「生物」「地学」
1科目選択60分
(100点)
2科目選択130分
(200点)
(うち解答時間120分)
外国語 「英語」
「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国語」
【リーディング】
80分(100点)
【リスニング】
60分(100点)
(うち解答時間30分)
情報 「情報Ⅰ」 60分(100点)

※主な変更点

国語:大問が1題加わり、試験時間が80分→90分に増加
数学②:数学Cが創設され、試験時間が60分→70分に増加
情報:新科目「情報Ⅰ」が加わり、教科が6教科→7教科に増加
  など

 

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