2023 愛媛の教育事情【4】
Go!Go!受験生!!
──県立定員7年連続削減!
東南予5学級200人減、
予想倍率は0.88倍
県教育委員会は17日、2024年度県立学校入学定員を発表した。
県立学校振興計画に伴い、高校では東南予の5学級200人を削減。定員は8765人で7年連続の減少となった。 《中略》 全日制の志願者は7681人(前年度実績比260人減)、倍率は0.88倍と想定した。 《後略》
●競争倍率が予測段階で1倍を切るのは8年連続。
《地域別の予測》
松山・伊予・上浮穴が最も高い0.98倍(昨年予測1.02倍、実績1.03倍)。それ以外の地域も全て1倍を下回る見込み。最低は宇和島・南宇和の0.62倍。
《中等教育学校》
今治東・松山西とも現行の定員に据え置き、2校合計で300人。宇和島南は県立学校振興計画に基づき募集停止。
ably教育ネットでは10/21(土)“2024高校入試へGo!”を合言葉に、県民文化会館別館にて『中3GP秋特訓』~今年の入試はこう戦え!~を実施──主要科目の攻略法やワンポイントアドバイス、特訓授業、入試傾向分析&最新の入試情報の確認等を行いました。新型コロナウイルスやインフルエンザの感染予防継続中のため、今回も定員を絞っての開催となりましたが、「GP夏特訓」を上回る中3生が参加して、大いに盛り上がりました。
2024年春の入試に向け、確かな一歩を踏み出しました!
愛媛の教育事情【4】
2024春の県立高校入試を展望する
志願率の低下が続く県立高校入試。今春の全県最終倍率は0.89倍、9年連続の定員割れとなりました。松山地区は前年より若干下がりましたが1.14倍と高倍率を維持しました。松山地区と他地域との倍率差は相変わらず大です。
今回、中予地区の定員は2年連続の削減なし。志願者数は昨年実績より大幅減、競争倍率も昨年実績より減(1倍を下回る)と予想されます。
県立高校入試の5教科平均点が130点に届きませんでした。これは史上2番目の低得点でした。英語は大幅にダウンし、過去2番目の低得点に。数学は 20年連続で20点台、 理科はアップし、10年間で最高に。国語は大幅にダウンし、過去最低に。社会はほぼ昨年並み。19年春以来の5教科すべてが20点台となりました。
高校入試の結果は毎年変わります。新傾向への対応は徐々に進んでいるようですが、得点力という観点でみると、なかなか厳しい状況であると言わざるを得ません。今後も、受験生の皆さんにはしんどい状況が続くものと思われます。が、時間はまだ十分にあります。「第一志望校」の受験に向け、「得点力」と「内申点」の底上げに全力を尽くしましょう。期末テストは「内申UP」のラストチャンス、しっかりと準備して、目標ラインのクリアを目指してください。
県立高校入試まで残りおよそ130日です!
●再確認! 県立高校入試平均点推移(斜文字は過去最低)
23春 [現高1] |
22春 [現高2] |
21春 [現高3] |
20春 [23春卒] |
19春 [22春卒] |
|
英語 | 23.9 | 28.8 | 27.7 | 27.7 | 27.4 |
数学 | 23.1 | 26.5 | 26.1 | 26.1 | 25.0 |
国語 | 25.8 | 30.3 | 31.3 | 30.0 | 28.4 |
理科 | 27.8 | 25.7 | 25.6 | 23.7 | 24.7 |
社会 | 29.0 | 29.1 | 29.6 | 30.6 | 24.9 |
合計 | 129.6 | 140.4 | 140.3 | 138.1 | 130.4 |
※第一志望校の合格に必要な科目の底上げはもちろんのこと、進学後も必要となる科目の強化も今やっておきましょう。
──先んずれば・・・です!
☆今月の独白☆
「世界で、アジアで、日本で、
アスリートたちの歓喜・涙・汗…
心に染み入る秋、ですね。」
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