◆県立定員9年連続削減!
来年春 学校再編で全日制に4つの高校新設、
予想倍率は0.92倍
県教育委員会は23日、2026年度の県立学校入学定員を発表した。県立学校振興計画に基づき、統合や再編のため全日制高校10校の募集を停止し、新たに4校が誕生する。全日制の定員は前年度より220人少ない8370人となり、9年連続で減少した。志願者数は7698人を見込み、想定倍率は0.92倍。
(10/24付け愛媛新聞より一部抜粋)
<参考:中予地区>
○学科新設2校3学科
東温(総合) /伊予(理数情報、芸術)
○定員削減1校1学科
伊予(普通)▲40
○募集停止2校3学科
北条(総合) /東温(普通、商業)
●競争倍率が予測段階で1倍を切るのは10年連続。
《地域別の予測》
松山・伊予・上浮穴が最も高い1.03倍(昨年予測1.00倍、実績1.05倍)。
それ以外の地域は全て1倍を下回る見込み。最低は四国中央、大洲・喜多の0.78倍。
《中等教育学校》
今治東・松山西とも現行の定員に据え置き、2校合計で300人。
ably教育ネットでは10/18(土)“2026高校入試へGo!” を合言葉に、県民文化会館別館にて『中3GP秋特訓』~今年の入試はこう戦え!~を実施──主要科目の攻略法やワンポイントアドバイス、特訓授業、入試傾向分析&最新の入試情報の確認等を行いました。今回は「GP夏特訓」を上回る中3生の参加があり、熱気あふれる一日となりました。2026年春の入試に向け、力強い一歩を踏み出しました!
◆2026春の県立高校入試を展望する
志願率の低下が続く県立高校入試。今春の全県最終倍率は0.92倍、11年連続の定員割れとなりました。
松山地区は昨年1.09倍とここ10年で2番目に低い倍率でしたが、今年は1.13倍と上昇し、一昨年並みの水準にまで回復しました。東予・南予と比較すると高倍率で、松山地区と他地域との倍率差は相変わらず大です。
今回中予地区の定員は伊予(普通)40名減、募集停止により東温(普通・商業)320名減、北条(総合)120名減。学科新設により東温(総合)360名増、伊予(理数情報・芸術)80名増。志願者数は昨年実績より減、競争倍率は昨年実績と同比率(0.92倍)と予想されます。
今春の県立高校入試の5教科平均点は139.8点、昨年より8.5点アップしました。これは過去15年間で5番目の高得点でした。ただ、140点未満はここ10年間で7回目です。
英語は前年よりアップ。数学は昨年と同じで、22年連続で20点台、理科は大幅アップ。国語は昨年並。社会は前年よりアップ。3年連続で5教科全てが20点台となりました。
高校入試の結果は毎年変わります。どの教科も基礎的・基本的事項の定着がみられるものの、論理的な思考力や総合的な判断力、表現力が求められる問題や記述式の問題への対応が課題です。また、自分の考えをまとめ、条件に従って適切に表現する力の育成の継続が必要です。受験生の皆さんには今後もしんどい状況が続くものと思われます。が、時間はまだ十分にあります。「第一志望校」の受験に向け、「得点力」と「内申点」の底上げに全力を尽くしましょう。期末テストは「内申UP」のラストチャンス、しっかりと準備して、目標ラインのクリアを目指しましょう。
県立高校入試まで残り約130日です!
●再確認! 県立高校入試平均点推移(斜文字は過去最低)
| 25春 [現高1] |
24春 [現高2] |
23春 [現高3] |
22春 [25春卒] |
21春 [24春卒] |
|
| 英語 | 27.5 | 25.4 | 23.9 | 28.8 | 27.7 |
| 数学 | 27.7 | 27.7 | 23.1 | 26.5 | 26.1 |
| 国語 | 27.6 | 27.7 | 25.8 | 30.3 | 31.3 |
| 理科 | 28.1 | 22.8 | 27.8 | 25.7 | 25.6 |
| 社会 | 28.9 | 27.7 | 29.0 | 29.1 | 29.6 |
| 合計 | 139.8 | 131.3 | 129.6 | 140.4 | 140.3 |
※第一志望校の合格に必要な科目の底上げはもちろんのこと、進学後も必要となる科目の強化も今やっておきましょう。
──先んずれば・・・です!
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