2022 愛媛の教育事情【4】
Go!Go!受験生!!
──県立定員6年連続削減!
2学級60人減、予想倍率は0.88倍
県教育委員会は12日、2023年度県立学校入学定員を発表した。
全日制では宇和高校三瓶分校の募集停止以外に変更はなく、2学級60人減。全体の定員は8965人で6年連続の減少となった。全日制の志願者数は7878人(前年度実績比102人減)、倍率は0.88倍(±0)と想定。《中略》 県教委は、県立学校を再編する振興計画案の23年度定員と同数と説明した。
●競争倍率が予測段階で1倍を切るのは7年連続。
《地域別の予測》
松山・伊予・上浮穴が最も高い1.02倍(昨年予測1.01倍、実績1.02倍)。それ以外の地域は全て1倍を下回る見込み。最低は宇和島・南宇和の0.64倍。
《中等教育学校》
今治東・宇和島南・松山西とも現行の定員に据え置き、3校合計で440人。
ably教育ネットでは10/22(土) “2023高校入試へGo!”を合言葉に、済美高校にて“Go to the Win 2023!今年の入試はこう戦え!”を実施―主要科目の攻略法やワンポイントアドバイス、特訓授業、入試傾向分析&最新の入試情報の確認等を行いました。今年も新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を絞っての開催となりました。が、参加した中3生は、夏の「激勉合宿」以上に大いに盛り上がりました。
2023年春の入試に向け、しっかりとスタートを切りました!
愛媛の教育事情【4】
2023春の県立高校入試を展望する
志願率の低下が続く県立高校入試。今春の全県最終倍率は0.88倍、8年連続の定員割れとなりました。2年連続で最低倍率だった松山地区は1.18倍とV字回復しました。松山地区と他地域との倍率差はここ10年間で最大となりました。
今回、中予地区の定員は昨年度と同数、削減がないのは実に6年ぶりです。志願者数は昨年度実績より微減、競争倍率はほぼ昨年度実績並みと予想されます。
県立高校入試の5教科平均点が2年連続で140点を超えました。ここ10年間では3番目の高得点でした。英語は若干UPするも30点台には届かず。数学は19年連続で20点台、理科は今年も5教科の中で最も低い得点でした。国語・社会は若干ダウン。理系科目の苦戦が続いています。
高校入試の結果は毎年変わります。文章量の増加や記述式解答を求めるケースの増加などへの対応は徐々に進んでいるようですが、結果を得るところまでには至っていないのが現状です。受験生の皆さんにはしんどい状況が今後も続くものと思われます。が、時間はまだ十分にあります。
「第一志望校」の受験に向け、「得点力」の底上げに全力を尽くしましょう。期末テストは「内申UP」のラストチャンス、万全の準備で、挑戦権の獲得を目指しましょう。
県立高校入試まで残り約130日です!
●再確認! 県立高校入試平均点推移(斜文字は過去最低)
22春 [現高1] |
21春 [現高2] |
20春 [現高3] |
19春 [22春卒] |
18春 [21春卒] |
|
英語 | 28.8 | 27.7 | 27.7 | 27.4 | 32.1 |
数学 | 26.5 | 26.1 | 26.1 | 25.0 | 24.7 |
国語 | 30.3 | 31.3 | 30.0 | 28.4 | 30.6 |
理科 | 25.7 | 25.6 | 23.7 | 24.7 | 23.7 |
社会 | 29.1 | 29.6 | 30.6 | 24.9 | 29.6 |
合計 | 140.4 | 140.3 | 138.1 | 130.4 | 140.7 |
※第一志望校の合格に必要な科目はもちろんのこと、進学後も必要となる科目の底上げも、今やっておきましょう。
──まだまだ、道(志)の途中・・・!
☆今月の独白☆
「希望と現実との乖離、それを埋めるのは
──自身の努力 と 時代の趨勢…か!?」
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