2021 愛媛の教育事情【4】
Go!Go!受験生!!
──県立定員5年連続削減!
川之江・伊予・北条で120人減、
予想倍率は0.88倍
県教育委員会は14日、2022年度県立学校入学定員を発表した。全日制高校は川之江、北条、伊予の3校で1学級ずつ計120人減。全体で9025人となり、減少は5年連続。伊予は3年連続の減員になった。 《中略》 全日制の志願者数は7902人(前年度実績比348人増)、競争倍率は0.88倍(0.05ポイント増)と予測している。 《中略》 再編整備基準により今治西高伯方、内子高小田、宇和高三瓶の3分校は、22年度の入学生数が31人以上とならなければ23年度入試から募集停止となる。長浜高も同様に41人以上にならなければ分校化される。
●競争倍率が予測段階で1倍を切るのは6年連続。
《地域別の予測》
松山・伊予・上浮穴が最も高い1.01倍(昨年予測0.97倍、実績0.92倍)。それ以外の地域は全て1倍を下回る見込み。最低は大洲・喜多、八西・西予の0.72倍。
《中等教育学校》
今治東・宇和島南の入学定員は現行の定員(4学級140人)に据え置き。松山西の入学定員も現行の定員(4学級160人)に据え置き、3校合計で440人とした。
ably教育ネットでは10/16(土) “2022高校入試へGo!”を合言葉に、済美高校にて“Go to the Win 2022!今年の入試はこう戦え!”を実施―主要科目の攻略法やワンポイントアドバイス、特訓授業、入試傾向分析&最新の入試情報の確認等を行いました。昨年に続き、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を絞っての開催となりました。が、そんな中、今年も多くの中3生が参加。夏の「ゲキ特訓」以上に、内なる闘志がひしひしと伝わる一日となりました。
2022年春の入試に向け、いよいよスタートです!
愛媛の教育事情【4】
2022春の県立高校入試を展望する
志願率の低下が続く県立高校入試。今春の全県最終倍率は過去最低の0.83倍、7年連続の定員割れとなりました。例年高倍率の松山地区も過去最低だった昨年と同じ1.08倍でした。が、松山地区と他地域との倍率差はさらに拡大しました。
今回中予地区の定員は5年連続の削減。2クラス・80人が削減されました。志願者数は昨年実績より増、競争倍率も昨年実績より増と予想されます。
県立高校入試の5教科平均点が140点を超えたのは3年ぶり、18年の春以来です。ここ10年間で3回目の140点台です。
数学・英語は今年も苦戦、理科は前年よりアップしたものの5教科の中で最も低い得点でした。国語は2年連続30点台をキープ。昨年大幅にアップした社会は20点台に逆戻り。今年も理系科目で苦戦しました。
高校入試の結果は毎年変わります。ここ数年、文章量の増加や記述式解答を求めるケースの増加などにより、難易度が上がったと感じる生徒が増えています。受験生の皆さんにはしんどい状況となっています。が、時間はまだ十分にあります。「第一志望校」の受験に向け、「得点力」と「内申点」の底上げに全力を尽くしましょう。期末テストは「内申UP」のラストチャンスです。万全の準備で、納得のいく結果を! まずは、目標ラインのクリアを目指しましょう。
県立高校入試まで残りおよそ120日です!
●再確認! 県立高校入試平均点推移(斜文字は過去最低)
21春 [現高1] |
20春 [現高2] |
19春 [現高3] |
18春 [21春卒] |
17春 [20春卒] |
|
英 | 27.7 | 27.7 | 27.4 | 32.1 | 26.3 |
数 | 26.1 | 26.1 | 25.0 | 24.7 | 28.6 |
国 | 31.3 | 30.0 | 28.4 | 30.6 | 25.8 |
理 | 25.6 | 23.7 | 24.7 | 23.7 | 26.7 |
社 | 29.6 | 30.6 | 24.9 | 29.6 | 26.6 |
合計 | 140.3 | 138.1 | 130.4 | 140.7 | 134.0 |
※第一志望校の合格に必要な科目はもちろんのこと、進学後も必要となる科目の底上げにも全力で挑戦しましょう。
──今が大事、未来はもっと大事!
☆今月の独白2021☆
「“時間的・心理的空白”を作らない!
──大変な時だからこそ、
そう心掛けたいものです…ね。」
バックナンバー
Vol.209 | Vol.208 | Vol.207 |
Vol.206 | Vol.205 | Vol.204 |
Vol.203 | Vol.202 | Vol.201 |
Vol.200 | Vol.199 | |
中学入試 | 高校入試 |
Tweet |