教育情報

6月1日「小学生テスト会」実施報告

◆「全国統一小学生テスト」 総評

「全国統一小学生テスト」も今回で36回目となりました。
ここ数回は少子化の影響もあり受験生の減少傾向が続いていますが、依然としておよそ10万の小学生が受験する全国最大規模のテストであり、学力の現在位置を測るだけでなく、これからの学習で必要とされる力を伸ばすテストとしても世間の認知が広まっています。

【表1】学年別受験者数(小1〜6)

  小1 小2 小3 小4 小5 小6
全国 7800 12535 18305 20156 20840 18848 98484
昨年比 -979 -2612 -2427 -1870 -2967 -2989 -13844
愛媛県 93 136 177 217 262 259 1144
昨年比 -12 -17 -43 -27 -15 -25 -139

 

今回のテスト結果を、偏差値の観点から見てみます。
愛媛県の小学生は、低学年期(小1・2生)は全国平均を大きく上回っているものの、小3以降では全国平均を下回る学年が出てきます。中学受験自体が一般的になっている首都圏平均と比較すると、この傾向は顕著です。
これは、高学年ほど増える「思考力が問われる問題」への、正答率の差によるものと思われ、それが愛媛県の「弱点」と言えるかもしれません。

【表2】学年別平均偏差値比較(小1〜6)

  小1 小2 小3 小4 小5 小6
全国 50 50 50 50 50 50
首都圏 50.9 50.7 50.8 51.0 51.4 52.1
愛媛県 52.8 51.2 49.6 50.3 49.7 50.9
愛媛県−首都圏 +1.9 +0.5 -1.2 -0.7 -1.7 -1.2

※首都圏:ここでは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県を指す

 

◆統一テストの問題から見る、これからの学習の中で鍛えるべき力

では、その弱点を克服するにはどうするべきか。そのためにどんな力を鍛え、養うべきなのかを以下にまとめてみます。

●基礎知識

算数なら「計算力」、国語なら「語彙力」というように、どの科目の問題を解くにせよ、基本となる知識が備わっていることは前提です。知識を獲得するということは勉強の根幹をなすもので、それを軽視することはできません。日頃からのトレーニングを継続する習慣づけは必須です。

●読解力

簡単に言えば「文章を読んで理解する力」です。従来は主に国語の学習においてよく言及されるものでしたが、この読解力は何も他の科目では不要というわけではありません。問題文を読み、何が問われていて、どう答えるべきかを理解しなければ、どれほど知識があっても正しく答えることはできないのです。
ただ読むだけでなく、与えられた条件を使いやすいように置き換えることも求められます。
例えば「かけっこで、A君がゴールした時、B君は後ろにいた」を「A君がB君にかけっこで勝った」という状況として理解できるということです。

●論理的思考力

さまざまな事象について「なぜそうなるのか」を常に考える習慣こそが思考力を鍛える上で一番の土台となります。その際、身につけた知識を適切に使いこなすことが求められるだけでなく、問題の中で与えられた条件を正しく読み取り整理することが重要な要素となります。
問題を解くにあたって、必要な情報を正しく取捨選択できるかどうかは、難問と呼ばれる問題を解決する上で必要不可欠です。その能力は、数多くパターンプラクティスをこなした上で、問題を類型化し、それぞれの解法を理解しておくことで身についていきます。

このような「基礎知識・読解力・論理的思考力」を駆使した応用力は、将来どのタイミングであっても必ず必要とされます。

エィブルエグゼでは、日頃の受験指導を通して、目先のことだけにとらわれない学習の姿勢&応用力を身につけてもらうことを第一義としています。

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