現在の高1生から、新しい学習指導要領での学習が始まっていることをご存じですか?
それに伴い、現高1生が受験する大学入試から大幅な変更がなされることになっています。
これまで『情報Ⅰ』『国語』『数学Ⅰ・A』についてお伝えしました。今回扱うのは『数学Ⅱ・B・C』です。
数学Ⅱ・B・C
『数学Ⅱ・B・C』の学習内容については、大幅に変更があります。
旧指導要領にはなかった『数学C』が新たに加わることになり、それに伴い共通テストの出題形式も大きく変化しています。
以下、大学入試センターから11月9日に公表された『令和7年度大学入学者選別に係る大学入学共通テストに関する検討状況』から一部抜粋してお伝えします。
これまで共通テスト『数学B』からは、3項目(「数列」「ベクトル」「確率分布と統計的な推測」)が出題され、2題を選択して解答する形式でした。今回発表された試作問題からわかったことは、『数学B・C』4項目(「数列」「統計的な推測」「ベクトル」「平面上の曲線と複素数平面」)が出題され、3題を選択して解答する形式に変更されるということです。項目が1項目増加することにより、試験時間もこれまでの60分から70分へと延長されています。
ただ、この「平面上の曲線と複素数平面」の項目は、国公立大学文系2次試験の『数学』の範囲から除外する大学が多くなりそうなので、実質的に文系の生徒の大半は選択しないのではないかと思われます。
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