BJ枝松教室 大学入試情報【2】

現在の高1生から、新しい学習指導要領での学習が始まっていることをご存じですか?
それに伴い、現高1生が受験する大学入試から大幅な変更がなされることになっています。

前回は、新教科『情報Ⅰ』についてお伝えしましたが、今回扱うのは『国語』です。


 国語
『国語』の問題というと、“評論文”“小説”“古文”“漢文”の4分野でこれまで構成されていましたが、ここに新たに“新分野”ともいえる読解型(情報処理型)の問題が加わることになります。
以下、大学入試センターから11月9日に公表された『令和7年度大学入学者選別に係る大学入学共通テストに関する検討状況』から一部抜粋してお伝えします。

まず今回発表された試作問題から、共通テストでの『国語』の大問構成が4問から5問になり、特に“近代以降の文章”が従来の2問から3問に増えるとなることがわかりました。
※令和7年度から共通テスト『国語』の試験時間が80分から90分に延長されることは既に公表されていました。

試作問題『国語』の概要

第3問に新たな問題が追加されますが、教科名を知らずに試作問題第A問を見た多くの人は『国語』の問題とは気づかないのではないでしょうか。

試作問題『国語』第A問

図やグラフが複数提示されていて、複数の文章と関連させて思考しなければならない、従来の国語の問題とは全く異なる形式であることに驚かれると思います。

今回の試作問題を見て、不安に感じる人も多いとは思いますが、配点は200点中20点とそれほど大きくはありません。
むしろ、文章量の増加による時間的制約が、共通テスト対策の最大のテーマになると思われます。必要な情報を素早く読み取っていく能力が、これまで以上にますます必要になってくるでしょう。


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