11月13日、Jスペースにて実施した高2生のご父母対象『入試情報講座』について報告します。今回の情報講座では、以下の3つの項目について確認しました。
入試日程について
大学入試の3つの形態、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜の実施内容と日程について確認しました。そして、この秋すでに実施済みの総合型選抜入試の具体例をご紹介しました(下表)。
日程の早さに驚かれた方が多数いらっしゃいました。
出願時期が早い大学をご紹介しましたが、地元愛媛大学においては、社会共創学部の総合型選抜Ⅰ入試が10/23・24に実施され、合格発表は11/17でした。各高校で運動会の準備や練習が行われている中、大学進学に向けて着々と準備を進めている生徒がいたことも確認しました。
学校推薦型選抜 および 総合型選抜の募集人員と倍率について
国公立大学の学校推薦型選抜および総合型選抜の募集人員と倍率について確認しました。
下表は、2021年度の愛媛大学工学部の学校推薦型選抜の入試結果です。
倍率が2倍を超えないコースが多数あります。このように、実質倍率が2倍を超えない低倍率の学科は、理学部や農学部、教育学部にも存在します。
入試倍率は年々変化するため、来年・再来年の入試で同様のことが起きるかは不明ですが、これらの事実を知った上で受験学習に取り組む必要があります。
一般選抜で勝つための秘訣
国公立大学の一般選抜で勝つための秘訣をお伝えしました。
次の表は、愛媛大学法学部および工学部の入試科目の配点比率を示したものです。
ほとんどの国公立大学が、一次試験(共通テスト)において5教科受験を必須としていますが、全ての科目を万遍なく学習することが正しいとは限りません。これは、毎年言えることです。文系であれば「英・国」に、理系であれば「数・理」に重点を置いた学習の重要性を、数値データで確認しました。
大切なことは、早めに目標を設定し、目指す大学・学部の配点比率を知ること。そして、これから重点的に取り組む科目を決めることです。
今回の情報講座でお伝えしたかったことは2つ。
1つは「受験校候補を選定する」ことです。
今回のイベントでアンケートを実施したところ、志望校を書かれていない方が多数おられました。志望校を1つに絞れない場合は、いくつか候補を洗い出しましょう。そして、その大学・学部の入試の仕組みを調べることです。
そうすることで次のステップに進むことができ、かつモチベーションも上がってくるでしょう。
2つめは「得意科目を作る」ことです。
受験候補が決まれば、重点を置く科目が決まります。その重点科目にひたすら取り組み、ゆるがない得意科目を作るのです。
夏休み以降は「共通テスト」に向けて全科目の演習に入ります。夏休みまでが勝負です。
これから半年間で、二次試験において通用する得意科目を作り上げていきましょう。
私たち勉強時間のスタッフ一同、1年後の成功を願いつつ、全力で応援していくことをお約束します。
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