こんにちは、個別指導の勉強時間 Jスペースです。
前回(6月9日)のブログでは、今春の愛媛大学理系学部の後期入試についてお伝えしました。
今回は、地元松山大学はじめ、私立大学入試に関する今春のトピックスです。
ぜひご一読ください。
【松山大学について】 正規合格者数が激減❗
■このグラフは、松山大学文系学部の正規合格者数推移です。
2017年度までおよそ3000人以上いた合格者が、今年は2338人と大幅に減少しました。
しかもこの動きは、松山大学に限らず、他の私立大学においても同様に見られました。
その大きな理由は、2016年度から始まった『入学定員の厳格化』にあるようです。
これは、「入学者数が一定の基準を超えた大学は、国から補助金が下りなくなる」という制度です。
2018年度は、補助金交付基準がさらに厳しくなりました。
その結果、昨年まで一部大学に限られていた
「正規合格者数を減らして入学者数を調整する」という私立大学の動きが、一気に拡大したと見られます。
来年度入試においてもこの傾向は続くと思われます。
市内の普通科高校の生徒であっても、松山大学合格は決して簡単ではないことをお伝えしておきます。
私立大学の合格者数減が、国公立大学入試に影響❗
■昨年までは、国公立大学の後期試験に出願していても受験せずに私立大学に進学する生徒が、
数多く存在していました。
そして、このことが国公立大学後期試験の難易度を下げる一つの要因となっていました。
ところが2018年度入試においては、
先週お伝えした「大学入試トピックス①」の愛媛大学の例にもあるように、
多くの国公立大学の後期受験者数が増加し、実質倍率が上昇しました。
これは、私立大学の正規合格者数減少により、
「難関私立大学志望の生徒が早期に進学を決めることができず、
地方国公立大学の後期試験を受験することになった」ケースが増えたためと推測されます。
今後は国立・私立問わず、ボーダーラインを少し高めに設定する必要があるようですね。
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