4月22日(土)実施の「’17入試報告会」において、時間の関係上お伝えできなかったことを
当Jスペースのブログにてお伝えしたいと思います。
まずは、最後まであきらめずに受験することの大切さを、
2016年度発行の『Jスぺ通信』の一部を抜粋して確認します。
下記の愛媛大学入試/後期日程実施状況(抜粋)をご覧ください。
後期試験は定員に対する志願者数が多く高倍率のように思えますが、
上表のように実際の受験者数はそれほど多くありません。
前期試験に比べ後期試験の方が難しいというのが国公立大学受験の定説ではありますが、
年度や学部・学科によっては前期試験よりも実質倍率が低くなる場合もあるということを
知っておきましょう。
さらに、下表の合格者最低点をご確認ください。
国公立大受験生のほとんどが、
センター試験終了後、大手予備校のリサーチ結果を基に受験校を決定していきます。
ただ、予想ボーダーと実際の合格者の最低ラインには大きな差があり、
出願時には合格はほぼ見込めなかった生徒も合格しています。
結果論にすぎませんが、大切なことはあきらめずに出願し受験すること。
“勝負は最後の最後までわからない”ということです。
父母会では、2016年度愛媛大学工学部の後期入試の合格最低点や実質倍率を確認し、
最後まで諦めずに挑戦することの重要性をお伝えしました。
具体的な数値は、愛媛大学のホームページにて公開されています。ぜひご確認ください。
また、愛媛の高校生に人気の広島大学においても、注目すべき結果が出ていることをお伝えしました。
下の表は、広島大学工学部・後期試験の実施状況です。
公表されている合格最低点は第2類で73.8%(センター・二次合計)、第4類で64.2%と、
大手予備校の予想ボーダーを大きく下回る結果でした。
後期試験は定員が少ないため、前期試験と比較して「難しい」というイメージがあります。
実際、センター試験リサーチのボーダーラインも前期試験より高く設定されていますが、
前述のような想定外の結果もしばしばみられます。
要因の一つとして、試験が3月10日以降に実施されることから
「後期試験を受験することなく私立大学への進学を決める」生徒が少なくないことがあげられます。
理系の国公立大学と私立大学では、在学中に必要な学費の差は決して小さいものではありません。
経済的負担の面を考えても、安易に国公立大学を諦めることのないよう、改めて確認しました。
以上、平成28年度入試のトピックスとしてお伝えしました。
29年度の入試結果についても間もなく公表されるはずです。
『Jスぺ通信/2017年度前期号』にて詳しくお伝えしていきます。ご期待ください。